このVPN初心者ガイドでは、アカウントの保存から普段使うアプリの動作確認までを順番に解説します。申し込みが完了しても、接続が使える状態とは限りません。アカウント、プラン、アプリ、サブスクリプション、通信の振り分けはそれぞれ役割が異なります。順を追って確認すれば、支払いの問題なのに接続先を何度も変えたり、設定の追加が済んだだけで接続できたと思い込んだりするのを防げます。
アカウントの準備:ユーザー名とパスワードを保存する
VPNGuestはメールアドレス不要で、ユーザー名とパスワードだけでアカウントを作成できます。まず両方を安全に保存してから、プラン選びに進みましょう。パスワードは使い回さず、信頼できるパスワード管理ツールで保管する方法もあります。公開されるメモにはアカウント情報を書かないでください。
すでに申し込み済みの場合は、ユーザーパネルのログインページに進み、支払い時に使ったアカウントでログインしていることを確認してください。ブラウザーに別のアカウントのセッションが残っていると、「支払い済みなのにプランが表示されない」と誤解することがあります。
- ✅ ユーザー名とパスワードを保存し、正常にログインできることを確認した。
- ✅ 支払い記録が現在のアカウントに対応しており、別のアカウントに切り替わっていない。
- ✅ 使用する端末を準備し、Windows、macOS、iOS、Android、Linuxのどれかを確認した。
完了の目安:管理画面にログインし、アカウントの概要を確認できること。ログインできない場合は、入力モード、大文字・小文字、コピー時に空白が入っていないかをまず確認してください。すぐにアカウントを作り直す必要はありません。それでもログインできない場合は、管理画面にあるアカウントヘルプから問い合わせてください。
プラン選び:利用頻度を考えてからデータ容量を確認
毎日ウェブ閲覧や仕事、動画視聴に使う場合と、たまに情報を調べる場合では、適したプランが異なります。月額プランのデータ容量は利用開始日を基準に毎月リセットされます。データパックは使い切るまで利用でき、有効期限はありません。月ごとのリセットは容量の繰り越しを意味せず、データパックも無制限ではありません。
| 種類 | 料金・データ容量 | 利用条件 | 選ぶ際のポイント |
|---|---|---|---|
| 月額プラン | ¥9.9/月・60GB | データ容量は利用開始日を基準に毎月リセット | 定期的に使う場合は、実際の使用量を確認 |
| 月額プラン | ¥18/月・250GB | データ容量は利用開始日を基準に毎月リセット | ウェブ閲覧に加えて動画などを継続的に利用 |
| 月額プラン | ¥28/月・500GB | データ容量は利用開始日を基準に毎月リセット | 継続して使う場合は、データ残量を確認 |
| データパック | ¥158/300GB;¥358/1000GB;¥658/3000GB | 使い切るまで利用可能。有効期限なし | 利用間隔が空きやすく、月ごとのリセットを避けたい場合 |
表の利用例はプラン選びの目安であり、使用量を保証するものではありません。動画の画質、ファイルのダウンロード、クラウドストレージの同期によってデータ消費量は変わります。VPNGuestは同時接続台数に制限はありませんが、複数の端末で使う場合もプランのデータ容量を確認してください。端末台数が無制限でも、データ容量が無制限になるわけではありません。
完了の目安:選んだプランが月額プランかデータパックか、データ容量がいつリセットされるか、または使い切りになるかを説明できること。迷った場合はプランの詳細を確認し、料金だけで判断しないでください。
支払いの確認:管理画面のステータスを確認
VPNGuestではAlipay、WeChat Pay、USDTを利用できます。管理画面に表示された支払い情報に従い、注文金額とプラン名を確認してください。他の人から転送された支払い先情報を使わないでください。USDTで支払う場合は、画面に指定されたネットワーク、アドレス、着金に関する案内も確認し、送金方法を推測で決めないようにしましょう。
支払いサービスで完了と表示されたら、管理画面に戻って注文とプランの状態を確認します。まだ反映されていない場合は、注文ページを更新して支払い記録を確認し、画面の案内に従って処理を待ってください。ステータスを変えようとして再度支払わないでください。注文番号と支払い証明を保存しておくと、その後の確認がスムーズです。
初回の支払いから60日以内であれば、理由を問わず全額返金を申請できます。注文に関する問題は、管理画面のチケットから必要な情報を送ってください。アカウントのパスワードやサブスクリプションリンク全体は送信しないでください。
完了の目安:管理画面でプランが有効になり、表示されたデータ容量が選択したプランと一致していること。支払い記録と管理画面の内容が異なる場合は、チケットページから状況を説明してください。この段階では、アプリの再インストールや接続先の変更では注文の状態は解決できません。
アプリのインストール:端末に合った入手先を選ぶ
管理画面のダウンロードページからアプリと対応する説明を確認し、ログイン後にサブスクリプションを取得してください。iOS以外の端末ではログイン後にダウンロードできます。iOSで利用できる具体的な方法は、プランの状態に応じて管理画面に表示されます。名前が似ている別のソフトを同じアプリだと思い込んだり、配布元が不明な改変版を使ったりしないでください。
WindowsとmacOSでは、ネットワーク関連コンポーネントの許可が必要になる場合があります。iOSとAndroidでは通常、VPN構成の追加を求められます。ソフトの配布元と確認画面の内容を確認してから許可してください。システムのVPNアイコンは、何らかの接続設定が動作中であることを示すもので、すべてのアプリが同じ経路を使っているとは限りません。
Linuxでの使い方はクライアントによって異なります。デスクトップ画面を備えたものもあれば、設定ファイルとサービスを使って動作するものもあります。システムプロキシとTUNモードでは、通信を処理する範囲も異なります。前者はアプリがプロキシ設定に従うかどうかに左右され、後者は通常、仮想ネットワークインターフェースを通じて通信を処理しますが、ルーティングや除外ルールの影響を受けます。
完了の目安:アプリが起動し、必要なシステム権限の設定が完了していること。署名、ネットワーク拡張機能、権限に関するエラーが表示された場合は、該当する端末の案内に従ってください。インストールを続けるために、システムの保護機能を一括で無効にしないでください。
サブスクリプションの追加:アカウント、リンク、接続先を区別する
管理画面のアカウントはサービスの管理に使い、サブスクリプションリンクはクライアントで接続設定を取得するために使います。接続時に選ぶのは、接続先の項目です。それぞれ別のものです。管理画面のログインURLをサブスクリプション欄に貼り付けても、通常は接続先を利用できません。
- 管理画面で現在のクライアントに対応するサブスクリプションの項目を探し、リンク全体をコピーするか、管理画面が用意する追加方法を使います。
- クライアントでサブスクリプションの追加、または設定の追加を選びます。「サブスクリプションURL」と「個別の接続先リンク」を区別し、現在の画面の入力欄に合わせて入力してください。
- サブスクリプションを更新し、接続先の一覧が表示されることを確認してから、使いたい設定と接続先を選びます。
- クライアントの説明に従ってシステムプロキシ、または該当する接続モードを有効にし、接続を確認します。
Shadowsocks、VMess、Trojan、VLESS、Hysteria2、TUICは、それぞれ異なるプロトコルまたはプロトコル方式で、自由に置き換えられる名称ではありません。対応プロトコルはクライアントのバージョン情報を確認してください。管理画面で提供される設定は、実際のサブスクリプション内容に従います。追加に失敗しても、アカウントに問題があるとは限りません。形式やプロトコルに互換性がない可能性もあります。
完了の目安:サブスクリプションの更新時にエラーが出ず、接続先の一覧が表示され、設定が選択されていること。一覧が空の場合は、リンクが完全か、サブスクリプションが有効か、クライアントがその形式に対応しているかを確認してください。設定を直そうとしてプロトコル名を手動で変更しないでください。
サブスクリプションリンクには認証情報が含まれている場合があります。公開スクリーンショットや共有ドキュメント、オンライン変換ツールに貼り付けないでください。リンクの漏えいが疑われる場合は、管理画面のリセット機能を使い、自分の端末でサブスクリプションを再更新してください。
接続の確認:出口、通信の振り分け、アプリを個別にチェック
まず、未接続の状態でローカルネットワークから通常どおりインターネットに接続できることを確認してから、クライアントを有効にします。ブラウザーで目的のサイトを開き、ネットワーク確認ページで外部に見える接続元を確認してください。テストの前後でネットワーク環境をそろえましょう。自宅の回線から別のネットワークに切り替えたことで接続元が変わると、判断を誤ることがあります。
確認サイトがルールで直接接続に設定されている場合、ローカル側の接続元が表示されてもプロキシの失敗とは限りません。まずクライアントの接続ログを見て、その通信にどのルールが適用されたかを確認してから、変更が必要か判断します。ルールモードでは、ドメインやアドレスなどの条件に応じて通信を振り分けます。グローバルモードでは通常、クライアントが処理対象とする通信を選択したプロキシに送りますが、すべてのアプリの通信が必ず対象になるわけではありません。
次にDNSを確認します。ウェブ通信とドメイン名の名前解決は異なる経路を通る場合があり、クライアントのDNS設定、システムのリゾルバー、ブラウザーの暗号化DNSが関係することもあります。DNSの検査結果は設定と合わせて判断してください。DNSサービスの名称だけを見て、漏えいが起きた、またはプライバシーが保証されたと断定することはできません。
最後に、実際に使うアプリを開き、文書の読み込み、コンテンツの再生、データの同期など通常の操作を試します。ブラウザーは使えるのに特定のアプリだけ動かない場合は、アプリがシステムプロキシに従うか、独自のプロキシ設定があるか、接続ログに通信が記録されているかを確認してください。最初からDNS、ルール、接続先を同時に変更しないでください。
完了の目安:目的の通信が想定した経路を通り、普段使うアプリが正常に動作し、ルール変更によってローカルサイトやLAN内の機器に不具合が起きていないこと。会社のネットワークや端末管理ポリシーが関係する場合は、所属組織の利用ルールに従ってください。
よくあるつまずき:問題が起きている段階から確認する
「使えない」という状態を具体的に分けて確認しましょう。接続先がないのか、接続がタイムアウトするのか、ウェブページが開かないのか、特定のアプリだけに問題があるのかを切り分けます。エラーメッセージを残し、条件を一度に一つだけ変えて結果を記録してください。どの操作が効果をもたらしたか判断しやすくなります。
- ✅ 管理画面にプランが表示されない:アカウント、注文、支払いの状態を確認し、まずサービスの有効化に関する問題を解決する。
- ✅ サブスクリプションを更新できない:リンクが完全か、現在のネットワーク、クライアントの形式対応を確認し、リンクの内容を公開しない。
- ✅ 接続先は表示されるが接続できない:システムの許可設定、ローカルネットワーク、エラーログを確認し、ほかの利用可能な接続先も試す。
- ✅ 接続済みでもウェブサイトが開かない:適用されたルール、DNS設定、接続先サービス自体の状態を確認する。
- ✅ ブラウザーは使えるがアプリは使えない:アプリのプロキシ設定と通信の処理範囲を確認し、必要に応じてクライアントの説明でTUNモードを確認する。
接続先の名称だけでは問題を切り分けられません。IEPL専用線、中継、直接接続は通信経路の構成を表すもので、クライアントが使うプロトコルとは別の概念です。専用線でも、ローカルの接続ネットワーク、目的のサイト、設定の状態に影響されます。接続方式を、あらゆる問題を自動で解決する保証と捉えないでください。
チケットを送る際は、端末のOS、クライアント名、エラーの内容、発生した状況、すでに試した操作を記載してください。スクリーンショットではサブスクリプションの認証情報と個人情報を隠し、ログは調査に必要な部分だけを送ってください。「どの手順で失敗したか」を具体的に説明すると、「まったく使えない」とだけ伝えるより原因を特定しやすくなります。
最後の確認:再現できる設定を残す
正常に使えるようになったら、利用中のクライアント、選択した設定、通信の振り分けモードを記録し、管理画面へのアクセス方法も保存しておきましょう。問題が起きたときは、まずこの動作確認済みの状態と比べます。画面を整理するために使用中の設定を削除したり、違いが分からないまま複数のクライアントを次々と切り替えたりしないでください。
管理画面でデータ残量をもう一度確認し、動画、ダウンロード、バックグラウンド同期の利用状況が普段の使い方に合っているか見直しましょう。VPNGuestの「ログを記録しない」という方針はサービスのプライバシーに関する姿勢を示すものです。具体的なデータの取り扱いはプライバシーポリシーを確認してください。端末のセキュリティ、アカウントの管理、接続先サイトのプライバシー設定に代わるものではありません。